- ピアノを構成する主要素材「木」の経年変化に対応する為に -
―ピアノに込められる歳月―
ピアノはヴァイオリンやギターと同じように厳選された木を響かせる楽器です。木を楽器とするために長い年月をかけて屋外で風雨にさらしながら乾燥させます。乾燥させるのになぜ風雨にさらすのか疑問に思われる事でしょう。
将来ピアノに使用される事になる樹が山の斜面で成木になるまでの約90年間、当然のことながら雨が降り、風が吹き、暑い時期 寒い時期を過ごします。ピアノのために伐採した樹を短期間で乾燥させるなら人工乾燥室を思い浮かべるでしょう。しかしながら人工的な乾燥室という環境は、それまで自然のサイクルの中で育った樹にとっては苛酷な環境となります。
ピアノのために伐採した樹を、山の斜面で育ってきた環境と同じ条件下で乾燥させることで、選ばれた樹は熟成します。ピアノに成るべくして森に根を下ろし、成木になるまで約90年、天然乾燥に5年、ピアノ製作に1年3ヶ月…既に100年近い時間を込めてつくられたピアノは、各コンサートホールやご家庭に納められてから、その環境に順応しようと変化します。
  

技術スタッフの経験と判断 −Technicians ―
様々な環境でご愛用いただいているBösendorfer、Blüthner、Ronischをはじめとする当社取り扱いブランドを見守り続ける技術スタッフは、ピアノの変化を直感的に把握し、適切な作業内容を組み立てることができます。又、ご所有のピアノをより良い状態でお使いいただくために、室温、湿度の管理から音響環境に至るまで総合的なアドヴァイスを提供いたします。お持ちのピアノに関するご質問、ご相談等は当社技術課スタッフが承ります。お気軽にご相談ください。

調律 ―Tuning−
ご自宅のピアノ調律、ホールに於けるコンサート調律、レコーディングなど様々なご依頼を承っております。

調整(整調・整音) −Regulation−
ピアノの“弾き心地”は個々の演奏者によって異なります。技術者は演奏者からの微妙なご要望に対しピアノ内部のアクションを調整する作業(整調)を行います。又、繊細な音の変化に対するご要望には「整音」作業を行います。

保守点検 −Maintenance−
ホール:常に最良の状態で演奏していただく為にコンサートホールでは年間1〜2回の保守点検作業に技術者がおうかがいしています。この2日間を要する作業では、約5,000個のピアノパーツ一つ一つに注意を払い、それまでに蓄積した様々な問題を改善させる為に入念な調整作業(内部アクション調整、整音、調律その他)を行います。
ご自宅:この保守点検作業は、演奏時間の長いご家庭のピアノに対して効果的な価値ある技術サービスです。
この総合的な調整の実施により、演奏される際のタッチ、音色などが改善されピアノ本来の能力が蘇ります。
お気軽にご相談ください。

修理 −Repairs−
ピアノはある程度ご使用期間が経過すると消耗部分(ハンマー、弦、フェルト部分等)の交換が必要になります。
当社では部分的交換修理から総合的なオーバーホールまで純正部品を使用して実施いたしております。
ご要望によって御見積を致します。お気軽にご相談下さい。

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